
寒さが厳しい時期になっても、暖房をずっと使い続けるのは考えものですよね。
そこで今回は、自宅で簡単にできて効果的な寒さ対策をご紹介。さらに、風邪をひきにくい体づくりのための”免疫力アップ法 “も解説します。
窓や床からの冷気を手近なアイテムで防ぐ
ある調査で、暖房以外の防寒対策について調べたところ、図1のような結果が出ました。着込む、温かいものを食べるなど、生活の中で手軽に取り入れられる習慣が上位となっています。
また、簡単で継続性のある防寒対策として、『カーテンの衣替え』もおすすめ。実はカーテンには、薄手の夏用と厚手の冬用があります。この季節は冬用に付け替え、長さは床につく、少し長めの丈にしてください。こうすることで、窓から冷気が侵入しづらくなり、暖気も逃げにくくなります。
他にも窓自体に遮熱シートを貼ったり、床にコルクボードやゴムマットを敷いても、防寒効果が期待できます。

平熱を1度上げて免疫力をアップ!
風邪の予防策としては、マスクや手洗いが基本ですが、免疫力をあげておくとかかりにくく、かかっても症状が重くなりにくいと言われています。
免疫力をあげるために効果的とされているのは、平熱を上げることです。平熱が1度上がると免疫力は数倍アップすると言われています。週1、2回は高温のお風呂に首まで浸かり、じっくり体を温める入浴を心がけましょう。また、冷たい食べ物・飲み物は避け、体を温める食事を摂るのも大切です。
注目の栄養素「ファイトケミカル」って?
食品選びはもっとも重要です。例えば、たんぱく質は免疫細胞の素となり、ビタミンは外敵から体を守る粘膜を作る働きがあります。さらに最近注目されているのが、「ファイトケミカル」という成分です。「ファイトケミカル」とは、野菜、豆、芋、海藻ほか植物性食品の色素や香り、アクなどに含まれる成分のこと。免疫力アップ、抗酸化などに効果があることが確認されており、健康維持に役立つ成分として研究が進んでいます。多忙な毎日の中でも、できる限りこれらの食品を意識し、バランス良くとることを心がけましょう。