「疲れたな」「風邪気味かな」と思った時に、コンビニやドラッグストアで手にとる「栄養ドリンク」。疲れたときや風邪をひいたとき、女性特有の不調のときなど、さまざまなシーンの栄養補給に役立ちます。
このページでは、毎日を元気に過ごすために、おすすめの栄養ドリンクの活用法を紹介します。
栄養ドリンクとは
栄養ドリンクは健康の維持や増進を目的にとりいれる、ドリンクタイプの医薬品または食品です。
その使用目的と成分が身体へ与える作用や影響で、大きく「医薬品または医薬部外品」と「清涼飲料水」に分類されます。桂皮などの生薬やタウリンなど人体に作用する成分が配合されている栄養ドリンクは「医薬品または医薬部外品」であり、エナジードリンクなど、カフェインやビタミンを添加した、さまざま目的で使用されるものは「清涼飲料水」と呼ばれます。
栄養ドリンクの種別(1(2
以下に栄養ドリンクの種別について簡単にまとめています。
医薬品 | 病気の治療や予防に使用することを目的としており、身体の構造・機能に影響を及ぼすもの |
医薬部外品 | 特定の目的のために使用される、人体に対する作用が緩やかなもの |
清涼飲料水 | 乳酸菌飲料、乳および乳製品を除く、アルコール分1容量パーセント未満を含有する飲料。水、フルーツジュース、炭酸飲料などさまざまなものが含まれる |
栄養ドリンクの特長
栄養ドリンクのような、液状の栄養剤は、成分が体内に吸収される速度が早いのが特長です。少しでも早く栄養をチャージしたいときに最適です。
100ml前後の瓶に入って販売されていることが多く、味もフルーティーなものが多数なため、錠剤や顆粒より飲みやすいのも良い点です。
栄養ドリンクに効果はある?
栄養ドリンクは、さまざまな目的で栄養素を摂取するために使用されます。風邪で体がだるい、元気を出したい、肉体の疲労を回復したいときなどに購入することが多いのではないでしょうか。
「医薬品または医薬部外品」に分類される、効果・効能の保証されている栄養ドリンクは、商品に記載されている効果が期待できます。自分の症状に合わせて、必要な成分が配合されているものを選んでください。以下の通り数多くの大手医薬品メーカーから発売されています。
アリナミン製薬、興和株式会社(コーワ)、エーザイ、大正製薬、エスエス製薬、常盤薬品工業、第一三共、大鵬薬品工業など
「清涼飲料水」に分類される栄養ドリンクは、効果・効能が保証されていませんので、注意が必要です。ただし、栄養補給や気分をリフレッシュしたい時にはおすすめです。
ここでは、使用目的別に摂取をおすすめする成分と、その効果や働きを解説します。
シーン別3つのおすすめ成分
元気を出したい時におすすめの成分
炭水化物(糖質)とビタミンです。炭水化物は身体を動かすエネルギーになります。また、ビタミンは、炭水化物や、身体をつくるタンパク質などの分解を助けて、身体の調子を整えます。気持ちがしんどいなというときに取り入れてみてください。
特に、ビタミンB(B1、B2、B6、B12、ナイアシン※、パントテン酸、葉酸、ビオチン)がおすすめです。
眠気を取りたい場合は、覚醒作用があるカフェイン(無水カフェイン含む)も。肝臓の機能を高めるタウリンは、二日酔いの方にもおすすめです。(3(4
※二コチン酸とニコチンアミドの総称
疲れたときにおすすめの成分
タンパク質です。タンパク質は、身体をつくります。筋肉や臓器、皮膚などの材料になります。体の修復や回復は睡眠中に行われますので、就寝前に摂取すると、身体の修復をサポートします。
特に、タンパク質を構成するアミノ酸のうち、必須アミノ酸の一種グリシン、イソロイシン、ロイシン、アルギニンなどが含まれたものがおすすめです。また、タンパク質のほかに有機酸であるクエン酸などが含まれたものもおすすめです。(5
風邪予防・回復力をあげたいときにおすすめの成分
生薬や生薬エキス(ニンジンエキス、ショウキョウエキスなど)です。生薬は、漢方薬の材料で、昔は薬として重宝されていたものもあります。そのため、風邪の予防や、発熱などでだるい身体の疲労回復、滋養強壮などが期待できます。ショウキョウエキスは、体を温める、食欲や消化促進を期待でき、回復をサポートします。
栄養ドリンクの最強の活用法
こんな人におすすめ!
疲労がたまりがちな人
加齢や、家事や仕事などで忙しく、疲労がたまりがちな人におすすめです。
体を酷使すると、エネルギーやエネルギーを生み出すビタミン類が不足しがちに。不足したままにしておくと、身体が回復せず、ますます身体がだるく、疲れやすくなります。そんなときは、飲みやすい栄養ドリンクで栄養を補給しましょう。疲労がつらいときは、効果が期待できる医薬品の栄養ドリンクを選んでください。
女性特有の体調の波を感じる人
月経や妊娠・授乳期などを迎える女性におすすめです。
この時期に女性は多くの鉄(Fe)を使用するため、不足しがちです。鉄は、全身に酸素を運搬する役割を担っています。不足すると、めまいや、頭痛、食欲不振、疲労感といった症状が起こります。(6
このため、女性向けの栄養ドリンクには、鉄が含まれた商品が多いのです。
また、女性向けの栄養ドリンク(医薬品・医薬部外品)には、美容に効果が期待できる、ローヤルゼリーやプラセンタ、コラーゲンなどが配合されたものも多数存在します。カロリー控えめ、ノンシュガーなど、女性にうれしい規格のものも。味も、レモンやカシスグレープフルーツなど、飲みやすく女性に人気の高いものになっています。
ただし、妊娠・授乳期は特に使用上の注意を守り、上手に活用しましょう。
風邪気味の人
風邪をひいた、風邪気味の人におすすめです。
風邪の症状の軽減や発熱後に飲むことを目的とした処方の栄養ドリンク(医薬品・医薬部外品)には、抵抗力を高める成分や、発熱、体力の低下による食欲不振時の栄養補給が可能なものがあります。
風邪薬も合わせて服用する場合、薬にカフェインが含まれていることがあります。カフェインの過剰摂取にならないように、カフェインの含まれないものを選びましょう。
毎日飲むと危険?
用法・用量を守りましょう
医薬品・医薬部外品の栄養ドリンクは、決められた用法・用量を守って飲む場合、毎日飲んでも問題はありません。清涼飲料水に属する栄養ドリンクもしっかり商品を確認して飲むようにしましょう。
特にカフェインや糖類が多く含まれる商品は、大量に短期間で摂取した場合に健康を害する例も報告されており、特に注意が必要です。
栄養ドリンクもうまく活用して健やかな毎日を
栄養補給の役に立つ栄養ドリンクですが、あくまでも食生活のサポート役です。今日食べたものが明日の自分の身体を作ります。栄養を意識して、食事のバランスを整え、健やかな毎日を過ごしましょう。
1日に摂る食事量の目安は、農林水産省の「食事バランスガイド」などが参考になります。(7
栄養ドリンクをうまく活用して、健やかな毎日をすごしてください。
参考
(1昭和三十五年法律第百四十五号医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=335AC0000000145
(2昭和三二年九月一八日 発衛第四一三号の二各都道府県知事・各指定都市市長あて厚生省公衆衛生局長通達 食品衛生法の一部を改正する法律等の施行について
https://www.mhlw.go.jp/web/t_doc?dataId=00ta5544&dataType=1&pageNo=1
(3ビタミン 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-027.html
(4タウリンについて 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-017.html
(5アミノ酸について 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-001.html
(6鉄について 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-022.html
(7食事バランスガイド 農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
ご紹介
当ブログを運営している万田発酵株式会社の商品「万田酵素ドリンクタイプ」は53種類以上の植物性原材料を、3年3ヵ月以上発酵・熟成させた植物発酵エキスを配合しています。栄養バランスを整えたい方の栄養補給にぴったりな万田酵素のドリンクタイプ商品です。
ペースト・粒タイプの万田酵素であれば、約8日分の無料お試しを注文できるので、ぜひご覧ください。