はっさくはビタミンCやナリンギン、ナイアシン、食物繊維など多くの栄養素が含まれています。美肌効果やむくみ予防、便秘解消にもおすすめです。この記事では、はっさくの栄養や健康効果について紹介します。
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栄養バランスに不安がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
はっさくの発祥は因島 (1
はっさく(八朔)の発祥は広島県にある因島です。自然交配を繰り返し、1860年頃にはっさくは偶然生まれました。瀬戸内の温暖な気候が柑橘の育ちやすい環境であり、現在もはっさくをはじめとする柑橘の栽培が行われています。
はっさくは歯ごたえのある食感と程よい酸味や苦みが特徴的です。因島では特産品として、「はっさく大福」や「はっさくゼリー」など多くの商品を販売しています。
はっさくの栄養成分
はっさくは、美容に関わるビタミンCやナリンギンや便秘解消に効果的な食物繊維など多くの栄養を含む食品です。主な栄養成分について簡単に紹介します。
はっさくに含まれる栄養成分
カリウム
ミネラルの一種であり、ナトリウム(塩分)の体外排出、筋肉の収縮、血圧の上昇を防ぐサポートをする
カルシウム
人体に最も多く含まれるミネラルであり、骨や歯を形成する
ビタミンC
体の酸化を防ぐ働きや、コラーゲン生成を助ける働きがある
ここからは、上記で紹介した以外の栄養成分について簡単に紹介します。
ナリンギン
ナリンギンはポリフェノールの1種であり、はっさくの苦み成分です。ナリンギンには食欲抑制作用や抗酸化作用、他にも血管を丈夫にし、血流を改善する効果もあるといわれています。
ナイアシン
ナイアシンはビタミンB群の1種であり、三大栄養素の炭水化物、脂質、タンパク質をエネルギーに変えるときのサポートをします。また、皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもあります。
クエン酸
クエン酸は酸味を示す物質です。体内で発生した酸性物質と結合・分解してエネルギーを作り出すため、疲労回復の効果が期待できます。また、カルシウムや鉄などのミネラルの吸収率をあげるともいわれています。
はっさくの健康効果
はっさくの栄養成分について詳しく紹介しましたが、ここでは具体的な健康効果について、以下3つ紹介します。
健康効果
- 美肌効果
- 便秘解消
- むくみ予防
美肌効果
はっさくにはビタミンCが多く含まれています。
ビタミンCは「皮膚のハリや弾力を保つコラーゲンの生成」や「シミのもとになるメラニン色素の合成を抑える働き」があるため、美肌効果につながります。また、抗酸化作用があるため、動脈硬化予防や老化防止も期待できます。
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便秘解消
はっさくには不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の両方が含まれています。食物繊維は善玉菌のエサとなり、善玉菌の増殖を促進させるため、腸内環境の改善も期待できます。
2種類の食物繊維
不溶性食物繊維
「大腸の水分を吸収して便を増やす」「ぜんどう運動を促進させ便の排出をサポートする」などの効果があります。はっさくに含まれる食物繊維の多くは不溶性食物繊維です。
水溶性食物繊維
「便を軟らかくする」「便の滑りをよくする」などの効果があります。
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むくみの予防(2
はっさくにはカリウムが多く含まれているため、むくみ予防を期待できます。
むくみは体の塩分量が多い時、それを緩和させるために体が水分を蓄えることによって起こります。カリウムには塩分量を調整する利尿作用があるため、むくみ予防につながります。
はっさくは妊婦さんにもオススメ(3
はっさくには胎児の正常な発達に重要な葉酸が含まれています。
葉酸はビタミンB群の一種であり、受胎前後における葉酸摂取により、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが低減すると言われています。妊活を考えている方や妊娠中の方は、柑橘類や野菜、大豆など葉酸を含む食品を摂りバランスの良い食生活を目指しましょう。
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」には妊婦さんに必要な葉酸の推定平均必要量または推定量が定められています。通常の食品から摂取する場合は、1日の葉酸の推定平均必要量が200μg、推定量が240μgです。
ただし、サプリメントや栄養補助食品などの場合には、1日400μg摂取することが望ましいとされています。
はっさくの栄養成分表
はっさくの栄養成分表をまとめています。気になる栄養成分をチェックしましょう。
栄養成分 | はっさく 砂じょう 生(可食部100g当たり) |
カロリー | 47kcal |
水分 | 87.2g |
たんぱく質 | 0.8g |
炭水化物 | 11.5g |
食物繊維 | 1.5g |
ナトリウム | 1mg |
カリウム | 180mg |
カルシウム | 13mg |
マグネシウム | 10mg |
リン | 17mg |
ビタミンA(β-カロテン) | 110μg |
ビタミンB1 | 0.06mg |
ナイアシン | 0.2mg |
葉酸 | 16μg |
ビタミンC | 40mg |
はっさくのカロリーは?他の果物との比較
はっさく100g当たりのカロリーは47kcalです。同じ果物のみかん・リンゴ・バナナとおにぎりを可食部100gで比較すると以下のようになります。
はっさく | 1/3個 | 47kcal |
みかん | 1個 | 49kcal |
リンゴ | 1/3個 | 56kcal |
バナナ | 1本 | 93kcal |
おにぎり | 1個 | 170kcal |
リンゴ・みかん・バナナの栄養についても紹介していますので、よろしければご覧ください。
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はっさくに関するQ&A
選び方
以下の3つを参考に選んでみてください。
- ヘタや果皮に鮮度があるもの
- ずっしりと重みがあるもの
- 甘い香りがするもの
はっさくの食べ方
はっさくは他の柑橘と比べて、皮が厚く手では剥きにくいです。ナイフで切込みを入れてから剥くのが良いでしょう。
果肉の入っている薄皮(じょうのう)も少し厚く、苦手な方もいると思いますが、栄養を多く含んでいるので食べるのがオススメです。
はっさくの保存方法
日光の当たらない冷暗所で保存して1~2週間で食べましょう。
酸味が強いと感じた時には数日置いてから食べると酸味がやわらぎます。
はっさくを食事に取り入れて健康に
はっさくはビタミンCなど美容に関わる栄養素や、便秘解消に効果的な食物繊維など多くの栄養素を含んでいます。
そのまま食べたり、マーマレードにしたりして食べるのも良いでしょう。
参考
(1 いんのしま観光なび
https://kanko-innoshima.jp/eating/hassaku
(2 カリウム e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-005.htm
(3 葉酸とサプリメント - e-ヘルスネット(厚生労働省)
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-002.html
ご紹介
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